エプソンとブラザー複合機を比べてみた|用途別の選び方

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年賀状や書類のコピー、学校行事のプリント管理まで一台でこなせる複合機は、家庭で頼れる存在です。なかでもエプソンとブラザーは家庭用複合機の二大ブランドとして長く選ばれていますが、インクの仕組みや印刷スピード、スキャン機能には違いがあります。この記事では両ブランドの特徴を整理し、SDカードからの直接印刷やスキャンデータの保存先まで、家庭での使い勝手を基準に選び方をまとめました。

  • エプソンは「エコタンク」方式を採用したモデルが多く、インクボトル補充でランニングコストを抑えやすい
  • ブラザーはインクカートリッジ式の手軽さと、モノクロレーザー複合機の高速印刷が強み
  • 写真やカラー文書を多く刷るならエプソンのエコタンク系、文字primarily書類中心ならブラザーのレーザー機が向いている
  • スキャン機能はADF(自動原稿送り)の有無で複数枚スキャンの手間が大きく変わる
  • スキャンデータの保存先は外付けHDDやSDカードとの連携も含めて確認すると使い勝手が上がる

エプソンとブラザー、複合機を選ぶときの基本軸

最初に決めたいポイント:印刷方式(インクジェットかレーザーか)、印刷量(多いか少ないか)、カラー印刷の頻度の3つを押さえておくと選択がぶれません。

エプソンとブラザーはどちらも家庭用からオフィス向けまで幅広いラインナップを展開していますが、得意分野にはそれぞれ傾向があります。エプソンは写真印刷の発色やエコタンク方式によるランニングコストの低さが評価されているブランドです。ブラザーは本体価格の手頃さと、モノクロ中心のレーザー複合機のスピード・耐久性に定評があるとされています。

家庭での使い方を思い浮かべながら、「年に数回まとめて写真を印刷する」「毎日のように学校の配布物をコピーする」など、自分の使用頻度に近いケースを想像して選ぶのが失敗しないコツです。

インクジェット複合機を比べる(エプソンのエコタンク方式)

エコタンクのメリット:インクカートリッジではなく、使い切りサイズのインクボトルを本体側面のタンクに補充する方式のため、印刷コストを抑えやすいと評価されています。

エプソンのエコタンク搭載モデルは、カラー印刷の頻度が高い家庭に向いています。顔料ブラックと染料系カラーインクを使い分けるモデルもあり、文字をはっきり印刷しつつ写真や図表の発色も両立しやすい設計です。タッチパネル操作に対応した機種では、スマートフォンの写真を直接選んでプリントする操作もスムーズに行えます。

一方で、エコタンク機はスキャナー部にADF(自動原稿送り装置)を搭載していないモデルもあるため、複数枚の書類を連続でスキャンする機会が多い家庭は、購入前にADFの有無を確認しておくと安心です。

比較項目 エプソン(エコタンク系) ブラザー(インクカートリッジ系)
インク補充方式 タンクへボトル補充 カートリッジ交換
1枚あたりの印刷コスト 低めと評価される傾向 標準的
本体価格 やや高め 手頃な機種が多い
向いている使い方 写真・カラー印刷が多い家庭 印刷頻度は普通で手軽に使いたい家庭

ブラザーのインクジェット複合機の使いやすさ

注意点:カートリッジ式はインク切れのたびに交換コストが発生するため、印刷量が多い家庭はランニングコストを事前にチェックしておくと安心です。

ブラザーのインクジェット複合機は、本体のコンパクトさと操作のわかりやすさが魅力です。無線LANやネットワーク接続への対応も進んでおり、スマートフォンからの印刷やスキャンデータの転送もしやすくなっています。フラットベッドとADFの両方を備えた機種なら、写真の取り込みと書類の連続スキャンをどちらも1台でこなせます。

印刷スピードが速い、ランニングコストが良いという評価がある一方で、写真印刷の発色についてはエプソンのエコタンク系と比べて好みが分かれるという声もあるため、写真印刷を重視するか書類中心かで選び分けるとよいでしょう。

レーザー複合機で選ぶなら(ブラザーの強み)

レーザー機のメリット:トナー方式は印刷が乾いて滲みにくく、大量の文書を高速で印刷したい家庭やホームオフィスに向いています。

文字中心の書類やレポート、学校のプリント類を頻繁に印刷する家庭では、ブラザーのモノクロレーザー複合機も有力な選択肢です。無線LAN・有線LANの両方に対応し、ADFを備えた両面印刷モデルもあるため、まとめて印刷したい場面で手間が少なく済みます。

比較項目 インクジェット複合機 モノクロレーザー複合機
印刷スピード 標準的 速い(モノクロ中心なら特に)
カラー印刷 対応(写真印刷向き) モノクロのみの機種が多い
向いている家庭 写真印刷・年賀状をよく刷る 書類・配布物の印刷量が多い

スキャン機能で選ぶ、家庭用スキャナーとしての使い勝手

チェックしたいポイント:フラットベッドのみか、ADFも搭載しているかで、複数枚の書類をスキャンする手間が大きく変わります。

複合機を家庭用スキャナーとして使う場合は、原稿を1枚ずつセットするフラットベッド方式か、複数枚を自動で読み込むADF方式かを確認しましょう。子どものプリントや書類をまとめてPDF化したい家庭は、ADF搭載モデルを選ぶと作業がぐっと楽になります。写真や雑誌の切り抜きなど、原稿が厚みのあるものを扱うことが多い場合は、フラットベッドでじっくり読み込める機種が向いています。

スキャン解像度についても、書類の文字を読み取るだけなら標準解像度で十分ですが、写真の取り込みやアルバム化を考えている場合は、より高い解像度に対応したモデルを選ぶと仕上がりが安定します。

SDカード対応と外付けHDDとの連携で広がる使い方

連携のポイント:デジカメのSDカードを複合機にセットして、パソコンを立ち上げずに直接写真を印刷できるモデルは、家庭での写真整理がぐっと手軽になります。

複合機のなかには、本体にメモリーカードスロットを備え、SDカードを挿すだけで写真を選んでプリントできるモデルがあります。パソコン操作が苦手な家族がいる家庭でも、タッチパネルの案内に沿って操作するだけで印刷が完了するため、気軽に使える点が魅力です。対応の有無や対応カードの種類は機種ごとに異なるため、購入前に公式の製品仕様で確認しておくと安心です。

保存先の工夫:スキャンしたデータをパソコン内に保管し続けると容量を圧迫しやすいため、外付けHDDに定期的に移して整理すると管理がしやすくなります。

スキャンして取り込んだ書類や写真のデータは、量が増えるとパソコンの空き容量を圧迫しがちです。ネットワーク対応の複合機であれば、家庭内のネットワークHDDやパソコンに接続した外付けHDDへスキャンデータを直接保存できる機種もあるため、データの保管場所をあらかじめ決めておくと、あとから整理する手間が減ります。大切な書類や思い出の写真をスキャンした場合は、外付けHDDへのバックアップも合わせて検討すると安心です。

おすすめの複合機をチェック

選び方のおさらい:写真印刷やカラー重視ならエコタンク系のエプソン、書類印刷が多くコストを抑えたいならブラザーのレーザー機や標準的なインクジェット機が目安になります。

エプソン エコタンク搭載複合機 EW-M754T

本体側面のタンクにインクボトルを補充する方式で、カラー印刷が多い家庭でもランニングコストを抑えやすいモデルです。顔料ブラックと染料カラーインクを使い分け、文字の黒さと写真の発色を両立しやすい設計になっています。4.3型のワイドタッチパネルを搭載し、スマートフォンの写真を選んでそのまま印刷する操作もわかりやすいと評価されています。無線LANに対応しているため、リビングに置いてスマートフォンから手軽に印刷したい家庭に向いています。

ブラザー プリビオ インクジェット複合機 DCP-J926N

コンパクトな本体に、フラットベッドとADFの両方を備えたスキャナーを搭載したモデルです。印刷スピードの速さとランニングコストの良さが評価されており、毎日の書類印刷から年賀状シーズンのまとめ印刷まで幅広く使えます。無線LANやネットワーク接続にも対応し、家族それぞれのスマートフォンやパソコンから印刷・スキャンがしやすい点も魅力です。

ブラザー モノクロレーザー複合機 DCP-L2660DW

無線LAN・有線LANの両方に対応し、ADFと自動両面印刷を備えたモノクロレーザー複合機です。モノクロ印刷でおよそ28枚/分というスピードが評価されており、学校の配布物や家庭での資料印刷を大量に行いたい家庭に向いています。トナー方式のため印刷がにじみにくく、長期間印刷していなくても品質が安定しやすい点も扱いやすいポイントです。

ブラザー A3対応インクジェット複合機 MFC-J7300CDW

A3サイズまで印刷できる数少ない家庭向けインクジェット複合機です。ファックス機能やADF付きスキャナーも搭載しており、書類の大判印刷やまとめてのスキャンまで1台でこなせます。子どもの図工作品や大きめの資料をコピー・スキャンしたい家庭、A3サイズの年賀状やポスターを自宅で印刷したい家庭に向いています。

エプソン カラリオ インクジェット複合機 EP-712A

コンパクトなボディに写真印刷向けの発色と、基本的なコピー・スキャン機能をまとめたモデルです。インクカートリッジ方式のため本体価格が手頃で、はじめて複合機を導入する家庭にも扱いやすいサイズ感です。年賀状や家族写真の印刷を中心に使いたい家庭に向いています。

まとめ

エプソンとブラザーの複合機は、どちらも家庭用として長く選ばれているブランドですが、インクの仕組みや得意な印刷内容には違いがあります。写真やカラー印刷を頻繁に行う家庭はエプソンのエコタンク系、書類印刷が多くコストや印刷スピードを重視する家庭はブラザーのインクジェット機やレーザー機が目安になります。あわせてADFの有無やSDカード対応、外付けHDDとの連携といったスキャン・保存周りの機能も確認しておくと、購入後の使い勝手に差が出にくくなります。自分の家庭での使い方に近いポイントを基準に、無理のない1台を選んでみてください。

エプソンとブラザー複合機を比べてみた|用途別の選び方をまとめました

印刷方式の違い(エコタンクかカートリッジかレーザーか)、カラー印刷の頻度、ADFの有無、SDカードや外付けHDDとの連携という4つの軸で見ていくと、自分の家庭に合った複合機が自然と絞り込めます。どちらのブランドも家庭用として扱いやすいモデルを揃えているため、使い方のイメージを固めてから製品ページで最新の仕様を確認し、納得のいく1台を選んでください。